2013年04月

アベノミクスと円安

アベノミクスという言葉が登場してから、円安と株高が進行しています。

そもそも円安というのは日本円が売られているわけですから、日本にとってはマイナス材料であるはずなのに、株価は上昇。

常識的に考えると、ちょっと不思議ですよね。

しかし、もう少し経済を深く考えてみると、その答えが出ます。

円安が進行するということは、日本の基幹産業である輸出産業にとって追い風が吹きます。

円高のせいで海外で苦戦を強いられてきた日本企業にとって、競争が有利に働く。

実際にその流れはすでに生まれており、これまで韓国や中国の企業との競争で不利な位置に立たされてきた日本のメーカーが軒並み収益を改善させています。

安倍内閣が進めるアベノミクスは、まさにこの効果を狙っていたのでした。

しかし、為替相場を意図的に動かすことなど、到底できません。

そこで考え出されたのが、日銀の大胆な金融緩和です。

先日就任をした黒田総裁の政策をそのまま実行すると、まだまだ円安に誘導されることでしょう。

このトレンドは当面続くと思われるので、ドルストレート以外にもクロス円の通貨ペアでも軒並み円安レベルを切り上げ中。

これは絶好の機会なので、ドル円やユーロ円などの基軸通貨ペアで短期的な利益を狙うか、オセアニアなど高金利通貨でスワップと為替差益の両方を狙うことが可能になってきています。

この流れにしっかり乗って、いい買いポジションを作ってくださいね。

FXとアベノミクス

第二次安倍内閣になって、日本経済は怒涛のV字回復をしています。

その原動力となっているのが、アベノミクスと呼ばれる安倍内閣の経済政策です。

すでにアベノミクスによって本格的な円安が進んでいるという指摘がありますが、FXトレーダーとのかかわりについて考えてみたいと思います。

なぜアベノミクスで円安が進行しているのかというと、そこには安倍総理の意向によって就任をした新しい日銀総裁である黒田氏の政策があります。

この黒田氏は積極財政論者なので、要するにどんどん国は紙幣を発行して、そのお金で色々なものを買い支えたり、必要なところに流したりしようという考えを持っています。

その流れで打ち出されたのが、「2%の物価上昇率を目標とする」というインフレターゲット政策です

この政策が発動されると、日本円はどんどん市場に流れるので価値が下がります。

それは外貨に対しても同じです。

米ドル、ユーロ、豪ドル、英ポンド…これらの通貨と日本円の通貨ペアにおいて、一斉に日本円売りが始まりました。
 
76円という異常な円高水準にあったドル円も、アベノミクス効果で100円をうかがう水準にまで円安が進行しました。

このトレンドに乗らない手はありません。

特に100円を突破してからのドル円は120円が視野に入っていると言われており、そこまではイケイケの円売りが続くでしょう。
 
当面のドル円は、2円レベルの押し目買いがセオリーです。
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