昨日から今日に続いて、外為や株、債券などの相場は荒れに荒れました。
ドル円だけを見ても2円以上の乱高下を演じて、かなりのストップロスを引っかけた模様です。
その前に大相場を予感させる状況だっただけに、不意を突かれた投資家も多かったのではないでしょうか。
ストップロスを巻き込んでの急激な値動きを見ていると、相当傷んだ方も多かったのではないかと心配しています。
かくいう私は、あまりの急な値動きに約定せず、参戦せずじまいに終わってしまいました。
行き過ぎたドルの買われすぎは指摘していたので、うまく売り参戦をすれば大相場になっていたところだったのですが。
昨日は1000円以上の大幅が下げを演じ(史上10番目の下げ幅で、ITバブル崩壊時と同水準の下げだったそうです)、ドル円も103.73から一気に100.82まで下げるという「大相場」でした。
当然ながらチャート的にも大混乱となり、一目均衡表の雲も変な形になっています。
こういう急激な値動きの時はボリンジャーバンドにも注目するべきなので、こちらも見てみましょう。
急激な円高が進行している時は見事にバンド幅が広がっていますが、ちゃんとバンド下限(偏差B)に沿う形になっているので、このあたりはさすがといったところですね。
これは1時間足チャートなので特に値動きの強烈さが伝わってきますが、実はこれが日足チャートになると、そんなに大きな値動きでもないことが分かります。
ちょっと押し目が入ったかな、という程度のローソク足になっているので、日足を見る限りは引き続き円安の地合いは継続中というところでしょうか。
ただし、昨日に続いて今日も大きな下髭を出して陰線確定となると、ちょっと嫌なムードが漂ってくるのは否めません。
現在、すでにロンドン時間がスタートしていますが、まずはリスクオフ(=ドル円売り)から始まっています。
このまま101円を割り込むような動きがあるかも知れませんが、さすがに100円を割り込むほどのパワーはないでしょう。
100円近辺でのホールドが確認されれば買い参戦を戦略としますが、それ以外の動きでは危なっかしいので様子見とします。