2013年05月

怒涛の乱高下、皆さん無事でしたか?

昨日から今日に続いて、外為や株、債券などの相場は荒れに荒れました。

ドル円だけを見ても2円以上の乱高下を演じて、かなりのストップロスを引っかけた模様です。

その前に大相場を予感させる状況だっただけに、不意を突かれた投資家も多かったのではないでしょうか。

ストップロスを巻き込んでの急激な値動きを見ていると、相当傷んだ方も多かったのではないかと心配しています。

かくいう私は、あまりの急な値動きに約定せず、参戦せずじまいに終わってしまいました。

行き過ぎたドルの買われすぎは指摘していたので、うまく売り参戦をすれば大相場になっていたところだったのですが。

昨日は1000円以上の大幅が下げを演じ(史上10番目の下げ幅で、ITバブル崩壊時と同水準の下げだったそうです)、ドル円も103.73から一気に100.82まで下げるという「大相場」でした。

名称未設定-1
当然ながらチャート的にも大混乱となり、一目均衡表の雲も変な形になっています。

こういう急激な値動きの時はボリンジャーバンドにも注目するべきなので、こちらも見てみましょう。

名称未設定-2
急激な円高が進行している時は見事にバンド幅が広がっていますが、ちゃんとバンド下限(偏差
B)に沿う形になっているので、このあたりはさすがといったところですね。

これは1時間足チャートなので特に値動きの強烈さが伝わってきますが、実はこれが日足チャートになると、そんなに大きな値動きでもないことが分かります。

名称未設定-3
ちょっと押し目が入ったかな、という程度のローソク足になっているので、日足を見る限りは引き続き円安の地合いは継続中というところでしょうか。

ただし、昨日に続いて今日も大きな下髭を出して陰線確定となると、ちょっと嫌なムードが漂ってくるのは否めません。

現在、すでにロンドン時間がスタートしていますが、まずはリスクオフ(=ドル円売り)から始まっています。

このまま101円を割り込むような動きがあるかも知れませんが、さすがに100円を割り込むほどのパワーはないでしょう。

100円近辺でのホールドが確認されれば買い参戦を戦略としますが、それ以外の動きでは危なっかしいので様子見とします。

ドル円は108円を目指す?

引き続き、円安の進行が継続しています。

ここまで急激な円安が進行すると、サブプライム問題で一気にFXバブルがはじけた時の直前を思い出させます。

昨日のドル円相場展望で102.40台での買いを戦略としていましたが、そんな買い場もないままに円安が進行して一気に103円台を軽々と突破しました。

今日だけでも1円以上の円安となっているわけで、まさにイケイケ相場。

そんなにしょっちゅうは無いこの大相場に乗れなかったのは残念ですが、後悔ばかりしてもいられません。

今後ドル円はどうなっていくのか?

そんな疑問に対するひとつの答えが、野村證券から出ています。

ダウ・ジョーンズが配信したニュースによると、野村證券はドル円が今後108円を目指すと見て、相場対応をしているとか。

ホンマかいな?

どこにそんな根拠があるのかと思って、長期チャートを見てみたところ、そこで興味深い根拠を見つけました。

どうやら、これのようです。

名称未設定-1
これはドル円の月足ですが、0089月に直近の高値である108円台をつけていたことが分かりました。

その後、下落に次ぐ下落で100円を割り込み、そのまま75円を目指したドル円が急激に反発しているので、この勢いが108円に開けている穴まで続くのではないかという見方のようです。

これを信じるのであれば、ドル円は成り行きでいつ買っても良いことになります。

利食い目標は、その時の高値として108.60

または、上髭の110.50

さすがに上髭での利食いは欲張りすぎの感もありますが、いよいよそのレベルが現実味帯びてきたのは事実のようです。

ユーロ円 55pipsの利食い成功

昨日に建てたユーロ円の買いポジションは、本日の午後無事に利食い成功しました。

131.75で買って、本日132.30で利食い。

55pipsの利食いとなりました。

後になってチャートを見てみると、この2日間の値動きでは上と下のいいところで買えて、いいところで売れたことが分かります。

名称未設定-1
今回は首尾良く利食いができましたが、ユーロ円は当面様子見の戦略で。

理由は色々とあるのですが、チャート的に同事線が出ていてどうなるか分かりにくいことと、ファンダメンタルズ的にも不確定要素が多いので、ここで手を出すのは得策ではありません。

そこで検討されるのは、102円割れが失敗に終わったドル円。

それでは、チャートを見てみましょう。

名称未設定-2
102
円割れに失敗した後は急激な円安に振れた後、一目の雲に突入しました。

この雲下限がサポートとして機能するか?

もしくは、雲下限がレジスタンスとなるか?

方向性としては円安だと思いますが、ちょっと高値警戒感が出ているので短期的には下値をトライする突発的な動きがあるかも知れません。

かなり狭い値幅ですが、102.40近辺にある移動平均線でサポートするようであれば買い、逆に雲がレジスタンスになる値動きをするのであれば、売りです。

ただし、先日もドル円の売りポジションで若干痛い目に遭っているので、売りシグナルが出ても当面売りポジションを建てるのは控えたいと思います。

これを読んでいる方で売りポジションを建てたいとお考えの方は、102.70-80近辺に妙味アリでしょう。

ユーロ円が約定、現在買いポジション保有中

先週に公開した今週初めの展望についてですが、予想していたよりも円売りが強いというスタートになりました。

もうちょっと、一時的にでも円高があるかと思いましたが、そんなチャンスもなく円売りが進むという相場展開で始まっています。

週初めの戦略として、ドル円、ユーロ円、豪ドル円の売買注文を公開しましたが、結果としてはドル円と豪ドル円は約定せず。

唯一約定したのが、ユーロ円です。

131.80を割り込んで下髭を出すようであれば買い参戦という戦略を立てていたところ、本日午前中に131.70台がありましたので、そこで売買成立。

現在、ユーロ円の買いポジションを保有中です。

この記事を書いている時点でのユーロ円は131.89あたりなので、ひとまず20pipsくらいの利益。

まだ利食いはしておらず、132円台に乗せた時点で利食いするという戦略で売り待機中です。

名称未設定-1
1
時間足を見ると雲の上を推移している状態で、しかも雲の上限がサポートとして機能している様子なので、これが機能しているうちは余裕を持った利食いで大丈夫でしょう。

ちなみにユーロ円はRSIがちょうど50あたりなので、買われすぎでも売られすぎでもないというオシレーターの示唆となっています。

指値で利食いをする予定ですが、RSIがどちらに傾くかによって柔軟に利食いをしたいと思います。

目標は50pips前後の利幅ですが、さてどうなりますやら。

今週の株高と円安、来週の儲け方を考えてみた

いよいよ週末、今週の外為相場もあと少しで終わろうとしています。

今日も日本株は今年の最高値更新という景気の良さで、相変わらずリスク資産への買い気配が強いことを改めて証明する一週間となりました。

株高と円安がセットになるという相関関係はいまだ健在なので、今週も安定して(?)円安が進むという相場展開です。

個人的には若干の損失を出してしまった週でしたが、その敗因は間違いなく売りポジションを持ってしまったことと分かっているので、この地合いが続く以上は買い一辺倒でやってやろうかと思っているところです。

それでは、来週のFXを考えてみましょう。

今週の地合いを引き継ぐことはファンダメンタル的にもチャート的にも間違いないと思うので、買い場探しということになります。

主要通貨ペアで来週のポイントになる買い場を分析してみました。 

ドル円

usd
1
時間足で見ると、101.80台にちょっとしたサポートが見受けられますので、ここが来週早々の買い場になると見ています。

もっとも、今晩の指標やNYの動き次第では全く話が違ってくるかも知れませんが。

101.80近辺での買い、利食い目標は雲上限の102.30付近でしょうか。

ストップは101.25割れ。 

ユーロ円

eur
60
分足のユーロ円は、比較的分かりやすいですね。

見事に一目均衡表の雲と寄り添うような値動きをしているので、来週早々も雲を意識した相場展開が続くと読みます。

雲の中に入ったら上限がレジスタンスになり、雲を下抜けると雲下限がレジスタンスになるという展開が続いているので、「雲から出た」という状態になった場合にのみ、逆張りで参戦妙味があるでしょう。

具体的には131.80を割り込んで下髭が出たら、そこから成り行きで買い参戦、131.80で利食い。 

豪ドル円

aud
今週末、最もドラマを演じた通貨ペアです。

金曜日の豪ドル下落を演じた張本人は、どうやら金相場下落のようです。

ご存知の通り資源国通貨である豪ドルは資源価格の影響を受けやすく、金下落がそのまま豪ドル売りと材料視され、対円でも下落したというシナリオでしょう。

しかし、ここが面白味です。

すでに99.57で下値をつけた感がある豪ドル円ですが、再度この近辺への下落があって下げ止まるようであれば、迷わず買います。

今度は100円が心理的レジスタンスになるかも知れませんが、ドル円がまだまだ円安方向に強いベクトルを持っているので、それにつられて100円台回復はあるとみて良いでしょう。

99円ミドルで買えた場合は、101円台まで持っていていいかなと思っています。

こうしたストーリーも、全て今晩のNY次第です。

明日はNYの結果を見極めて、来週に備えましょう!

プロフィール

drecom_hetare_fx

タグクラウド
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ