いよいよ週末、今週の外為相場もあと少しで終わろうとしています。

今日も日本株は今年の最高値更新という景気の良さで、相変わらずリスク資産への買い気配が強いことを改めて証明する一週間となりました。

株高と円安がセットになるという相関関係はいまだ健在なので、今週も安定して(?)円安が進むという相場展開です。

個人的には若干の損失を出してしまった週でしたが、その敗因は間違いなく売りポジションを持ってしまったことと分かっているので、この地合いが続く以上は買い一辺倒でやってやろうかと思っているところです。

それでは、来週のFXを考えてみましょう。

今週の地合いを引き継ぐことはファンダメンタル的にもチャート的にも間違いないと思うので、買い場探しということになります。

主要通貨ペアで来週のポイントになる買い場を分析してみました。 

ドル円

usd
1
時間足で見ると、101.80台にちょっとしたサポートが見受けられますので、ここが来週早々の買い場になると見ています。

もっとも、今晩の指標やNYの動き次第では全く話が違ってくるかも知れませんが。

101.80近辺での買い、利食い目標は雲上限の102.30付近でしょうか。

ストップは101.25割れ。 

ユーロ円

eur
60
分足のユーロ円は、比較的分かりやすいですね。

見事に一目均衡表の雲と寄り添うような値動きをしているので、来週早々も雲を意識した相場展開が続くと読みます。

雲の中に入ったら上限がレジスタンスになり、雲を下抜けると雲下限がレジスタンスになるという展開が続いているので、「雲から出た」という状態になった場合にのみ、逆張りで参戦妙味があるでしょう。

具体的には131.80を割り込んで下髭が出たら、そこから成り行きで買い参戦、131.80で利食い。 

豪ドル円

aud
今週末、最もドラマを演じた通貨ペアです。

金曜日の豪ドル下落を演じた張本人は、どうやら金相場下落のようです。

ご存知の通り資源国通貨である豪ドルは資源価格の影響を受けやすく、金下落がそのまま豪ドル売りと材料視され、対円でも下落したというシナリオでしょう。

しかし、ここが面白味です。

すでに99.57で下値をつけた感がある豪ドル円ですが、再度この近辺への下落があって下げ止まるようであれば、迷わず買います。

今度は100円が心理的レジスタンスになるかも知れませんが、ドル円がまだまだ円安方向に強いベクトルを持っているので、それにつられて100円台回復はあるとみて良いでしょう。

99円ミドルで買えた場合は、101円台まで持っていていいかなと思っています。

こうしたストーリーも、全て今晩のNY次第です。

明日はNYの結果を見極めて、来週に備えましょう!