ドル、ユーロが大きく買われ、その影響で見事に円が売られてます。先週は前回の超円安ゾーンに到達する水準まで円安が進みました。ドル円は117円台、ポンド円207円、オージー円は88円目前というところまで来ました。お蔭で去年から持ち越したダメダメポジションの一部を決済出来ました。先日入れたユーロドルの決済と合わせて+4294円。残るダメダメポジションはドル円の120.15買い、オージー円の89.75買い。どっちもまだまだ道のりは遠いなー。ただ、一時は16万円くらいに膨らんだ含み損が38000円くらいにまで縮小しています。
さてここ最近は身内の不幸があり、しばらくそれに掛かりっきりで外為も思うように取引できませんでしたが、今週からは現場復帰ということで徹底的に分析して取引したいと思います。それでは今週のストラデジー、いきましょう。
今週のイベントは何と言ってもアメリカのFOMCです。アメリカの政策金利がずっと利上げ利上げで来てます。これがどこまでいくのか、ということで先日のドル高劇があったわけですが、ここにきてドル利上げの打ち止めが囁かれ始めました。そのせいでドル円は113円台まで売り込まれ、テクニカル的にもどうしていいのか分からないほど相場が荒れました。さてそのFOMCは31日の火曜日です。大方の予想では現在の4.25%から4.5%に利上げされると言われています。そこまでは織り込み済みですが、問題はFOMCの声明文で利上げの打ち止めを示唆する文言が入るかどうかです。FOMCの議長が長らくグリーンスパン氏でしたが、今回がいよいよグリーンスパン氏の最後のFOMCです。後任バーナンキ氏にうまく引き継いでいけるのかどうかも市場の波乱要因となり得るでしょう。
チャート分析の視点から見ると、ドル円が面白いところに差し掛かっています。4連続陽線示現でドルの強気ムードが満ち溢れています。89日移動平均線、フィボナッチリトレースメントの38.2%戻しが布陣していた116円ミドルを突破しさらなる上値追いでいくのか興味深いところです。現状117.25でいよいよ先行スパンの下限寸前までやってきました。先行スパンの上は雲です。3日後に先行スパンが交差するのでいよいよドル上昇局面か、と見たいところです。逆に弱気を示現している要素としてはストキャスティクス、RSIともに買われ過ぎゾーン。雲の下限に到達していることを考えると雲の下限である117.56が強く意識されてそこから反落というシナリオも考えられます。そこで、現状保有しているドル円買いポジションの決済希望も含めて117.56を突破してさらに雲を突き破る(118.35)ようなら静観して決済タイミングを待って、117円ミドルで頭を抑えられるようなら売りで攻めます。判断は月曜日の東京時間仲値取り(10時)の時点で。
ユーロドルは対照的に4連続陰線です。転換線、200日移動平均をあっさりと割り込んで1.21をも割ったこの下落は天晴れです。私は慌てて1.2245の売りポジションを1.2217で決済してしまいましたが、非常に勿体無いことをしました。そのまま持ってれば15000円くらいの利益になったのに。当然ここまで一気に売り込まれるとオシレータ系は見事に売られ過ぎゾーン…かと思ったらストキャスティクスもRSIも50付近で思ったより売られ過ぎとはなっていないようです。さらなる下落があるのか?逆張り派の私としては反騰ポイントを探りたいところです。25日移動平均と基準線が1.20ミドルに布陣していますが、これらはサポートラインとしてはあまり機能しないでしょうね。となるとテクニカルというよりはファンダメンタルで火曜日のFOMCに乗っかった方がいいかも知れません。FOMCでドル売り材料が出た際のユーロ買いを想定して1.20付近まで離れたところのユーロ買いでいきます。
ポンド円も買われ過ぎてますね。オシレータ系は軒並み80オーバーで買われ過ぎを示してますし既に雲の中に突入し、208.37にある雲の上限(先行スパン1)に迫るシーンもありましたがそこで反落。市場もさすがに上値追いに慎重になった結果レジスタンスとして意識されたんでしょう。珍しくポンド円の戻り売りでいきたいと思っていますのでその場所をどこにするかです。213円-200.56円のフィボナッチ61.8%戻しが見事昨日の高値208.18と一致します。しかも昨日のローソク足は同事線に近く、やはり208円ローが当面の戻り売り場でしょうか。

<決済>
EUR/USD 売り 1.2245 → 1.2217 +1960円
GBP/JPY 買い 208.51 → 207.80 +2334円

<戦略>
GBP/JPY 売り 208.13 → 206.66 STOP 208.80
EUR/USD 買い 1.1953
USD/JPY 売り (30日東京時間に117円ミドルで上値抵抗を確認したら発注)