一昨日に立てた戦略は、実に危ないトレードになってしまいました。
101円ミドルにあった60分足雲の下限をサポートと見て買い戦略としましたが、チャートを見ればお分かりのようにドル円の下落はさらに進み100円ミドルまで落ちるという展開に。
今回はタイトストップではなく、100円割れをストップとしていたのでストップ発動とはならず、そのまま翌日ロンドン時間の円安で何とか利食いに成功。
101.45で買い→101.70で売りという35pips程度の商いに収まりましたが、それでも損失が見えていたトレードだっただけに、本当助かりました。
真面目にFXをやっていると、いいこともあるものです。
さて、日本時間も終わりに近いので、ちょっと早いですが今週の総括と来週の展望にいきましょう。
【ドル円】
先ほどのチャートを見てもお分かりのように、引き続き円高の地合いが続いています。
アベノミクス効果やアメリカ経済の回復によって一気に103円台まで進んだ円安が、ここに来て調整局面になっています。
この流れは本日の欧州、米国時間になっても続くでしょう。
何といっても株の急落、これが効いています。
来週の展望ですが、この地合いから抜け出して再びイケイケの円安が再来するかというと、さすがにそれは考えにくいです。
日足で移動平均線がデッドクロスを示しているので、当面は上昇圧力よりも下落圧力のほうが強いでしょう。
だからと言って100円を明確に割り込むかというと、それも考えにくいので、結局は100円近辺と102円目前のレンジが精いっぱいというところか。
【ユーロ円】
ドル円よりも極端に円安と円高を行ったり来たりした一週間でした。
特に5月30日の安値と、数時間で一気に進んだ円安のローソク足が大変なことになっています。
60分足では一目均衡表が重要なサポートラインを示しています。
チャート見れば文字通り一目瞭然ですが、雲の加減で円高が折り返し、現在はそこから少し反発したラインで推移。
このラインがサポートとして機能すれば、来週は130.80近辺が強くサポートとして意識されるでしょう。
これをあっさりと割り込むようであれば、円高ユーロ安が一気に進む爆弾要素が現実味を帯びてきます。
もっとも、その場合はユーロドルでもユーロ安になるという支援材料が必要ですが。
この雲下限がサポートとして機能するという前提で、来週は130.80と132円目前のレンジという展望です。
【豪ドル円】
長らく機能してきた97円のサポートを、本日ついに下方ブレイクしました。
一方向に進みやすい豪ドル円なので、このまま過激な円高が進む可能性があります。
あまりよろしくない買いポジションを保有している方は、できるだけ早めのストップをおすすめします。
一旦レンジブレイクすると一方向に進みやすい豪ドル円の特性を考えると、来週は波乱含みとなるか。
この場合の波乱は、間違いなく円高方向です。
ただでさえ実力以上の円安が進んできたのですから、相当買いポジションが積みあがっているはず。
この買いポジションを一気に手放す動きになると…危険ですね。
高くなっても97円が今度はレジスタンスになりそうなので、上は97円、下は底知れずというのが来週の展望です。
スワップ支払いを覚悟で売りポジションを立てる方以外は、様子見が得策。